日々の激務でストレスが溜まっていたので、楽器屋の決算セールで50%OFFになっているところを、見事に衝動買いしてしまったｗ。奇抜な物作りで気を吐くTAMAが、スネアの美観にこだわった“Warload Collection”の中のモデルである。Valkyrieってのは、カタカナにすれば“バルキリー”または“ワルキューレ”ってことで、北欧神話において「戦死者を選ぶ者」という意味の複数の半神達をいう。……まぁ、色々なところで聞くような名前だよね。

　かなり厚胴のメイプル＋ダイキャストフープということで、音質としては硬質で、非常にコシがある。ただまぁ、あまり奇抜な音色のスネアではない。外観に似合わず、色々と使いやすいオールラウンダーだ。スチュワート・コープランドモデルがフィットしていた昨今のfujicoにおいても、普通にマッチングしているんだと思う。違和感はないが、取り立てて目立ちもしない。木胴の余韻が欲しいときはコイツを、ハッキリした音色が欲しいときはスチュワート・コープランドモデルを、といった感じで、今後は使い分けてやろうと思っている。

　まぁ、どうでもいい話だが、つい“誰それモデル”みたいなものを買ってしまう、ミーハーな自分にとって、実はコイツ、初の“誰の名前も冠さないモデル”なのである。だもんで、「TakaYukiといえば、TAMAのValkyrie」みたいな感じで、印象付いてくれればいいな〜というような気持ちも、実は少しあったりする。……その割には、ちょっと音色が普通すぎただろうかねぇ。
追記：その後、フープをブラスマイティーフープに換装。個人的には好きな音色になった気がしたが、バンドとのマッチングがイマイチなので、また悩み中。
（TakaYuki）